旭川きもの部5周年を迎えて
今でこそ、和t ceteraの講師をしておりますが、
着物に関わるナニカをしたい。着物から派生するコトをしたい。。。 悶々と脳内会議を何年も繰り返しておりました。 私の友人たちは何度と聞かされたことでしょう(笑)
そして何度言われたことでしょう、動けよwと。
インターネットとSNSの普及で旭川のような地方都市にいても 今までは知りえなかった様々なコト・モノ・世界を知り、
実際に手に取ることは不可能でも買物だってできてしまう。
これは日常生活における様々な事象にあてはめることができますから、
着物にも当然あてはめることができます。
おしゃれ着物ブロガーさんの素敵コーディネートを見ることもできるし、
雑誌で見ていた着物だってネットで買える。
着物イベントの様子を垣間見ることもできるし、
物理的な問題さえクリアすればそのイベントに参加することもできる・・・。 色々できるようにはなりましたが、
一番難しいのが物理的な問題をクリアするということ。
煌びやかな都会のイベントへ出向こうと思えば交通費に宿泊費、休みを取ったり・・と簡単にはいかないのが現実。
そして思うのです、「都会はいいな〜」と。
そしてこうも思うのです「旭川で・・ないよね。誰かやってくれないかなw」と。
このローカル思考、どうにか変えられないものかと私自身思うわけです。 ではどうしたらいいのか? 一番手っ取り早いのは移住してしまうこと。 不満やできない理由を並べて諦めながら生活するよりも、自分が満たされる場所で生活するのが幸せです。そうだ!満たされる場所へ移住しよう!!
不可能な話ではないと思いますが、現実的ではないかもですね。
ではこれはどうでしょう?
羨むばかりでなく自ら自分の居場所を満たされる場所へと変える努力と行動をしてみる。
よし!旭川をまちづくりから! と言ってしまうとオオゴトに聞こえますし政治的なイメージになりがちですが、
まちづくりとはその土地の住人がするものですから、できる範囲の身近で簡単なことから行動してみると良いと思うのです。
地元農家さんの野菜がとっても美味しいから野菜は地元産のものをなるべく買うようにしよう♪とか、
この街にこんなに素敵なカフェができた。無くなって欲しくないから外でお茶するときはここのカフェにしよう♪とか・・・
日常の消費活動を無理のない範囲で意識していけば、自身の心の豊かさ度はアップしていくなーというのが私の感想。
美味しい野菜が買える街、素敵なカフェのある街・・自分が満たされると思うコト・モノが持続可能な街になるようにひとりひとりが責任を持って行動するというのは難しいことではないと思うのです。
そんなことを考えていますと、私自身ができること、大好きな着物でできるまちづくりって何だろうと思ったわけです。
旭川を着物好きな人が満たされる場所にするためには?と。
始まりは2012年10月21日、「旭川きもの部」結成の日。 旭川にどれぐらいのキモノビトがいるのか?賛同してくれる人がいるのか?
そんなことは全くわからないけれど、
着物で集まるイベントを旭川でやりたい。やってみたい。
受身ではなくコトを起こす側になろうと思い、声をかけたのが同級生の3人。
私の話に耳を傾け、背中を押してくれた3人には本当に感謝です。
そのお三方がこちら。(若いねw)
まずは着物で結成式だ!と集まったときは消費活動云々などということを文字にできるほど考えていたわけでもなく、ほぼ勢いでスタートしたと言っても過言ではありませんが、この日は私自身が「友達と着物を着て出かけるって楽しい!!」と思えた最初の日であり、「着物は着たいけど一人で着ると目立っちゃうし、、、と着物を着ることを躊躇している人がもしいたとしたら、その人にもこの楽しい!!嬉しい!!っていう気持ちを一緒に共有してもらいたい」と思えた日でもあります。
「着物イベントやりまーす!って手をあげてね、私一人しかいない図はホント悲しすぎる。3人は絶対一緒にいてね!!最悪私たちしか集まらなくてもそのときは笑えるからーー!」と、弱音を吐きながらFacebookでイベントを立ち上げたのです、実のところ(笑)
イベント当日、初めましての方やそれぞれの友人を介し集まってくれた方達と乾杯した時のあの光景、あの感動は忘れられないです。嬉しかった〜☆
まずは3年続けてみよう、続けられたら5年を目指そう。。。
そう言いながら5年が経ちまして、先日、5周年パーティーを開催しました。 パーティーを合わせるとイベント開催回数は29回。参加者のべ人数は453人。 本当に多くの方に支えられて続けてくることができました。ありがとうございます。
・着物を着てみよう!と思う方が一人でも増えてくれるよう、Facebook上でキモノライフのヒトコマを発信していく。 ・イベント時には地元の飲食店さんを利用させてもらい、微力ながらお店の宣伝もさせてもらう。
・旭川を着物をワードローブのひとつとして楽しむ人が歩く街にしたい。
これは5年間変わらない「旭川きもの部」のスタンス。
5年の間に変わったのはそれぞれのライフステージやそれに伴う居住場所でしょうか。
あと私の漠然とした想いや考えがこうして文字にできるようになったこと。
基本、参加してくれたみなさんが楽しければよし!と思っていますのでイベント時はキャーキャー言っておりますし、私の想いを語る機会があったとしてもそれは短く断片的ですからそんな風に思ってたの!?と思われる方も多々おられるかと。
5周年パーティーは初心に戻れた機会でもあり、私自身の考えをまとめる機会になった大切な時間でしたのでブログに書き留めようと思った次第です。
引き続き、旭川きもの部部員のみなさまには末長くキモノライフを一緒に楽しむ仲間としてお付き合いさせていただけたら幸せでございます❤️ そして共に満たす場所を作る同士となっていただけたら本望であります。
さぁ、新たな一歩のためにも次回のイベントを企画せねばですね♪
題「旭川きもの部 10年を目指して」
・・・まぁ、3人とも見ている先がバラバラですけどねwww