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春のかさねの色目を語る

着物本、色々と出版されておりますね。

コーデ術に収納術、着方に帯結び・・・・などなど。

和t ceteraの教室にも古いものから新しいものまで着物本は結構溜まっております。

以前ほど買わなくはなったもののやはりポチら〜ポチら〜と増殖中です。

そんな中、数年前から「かさねの色目」なるページが目につくようになってきました。

(写真:石田節子直伝 きもの着こなし術 より)

丁寧な解説付きのものもありますが、ポンと配色を載せたものまで様々。

かさねの色目とは「襲の色目」と「重ねの色目」の両方を意味します。

・・・というのは伝統色彩士協会で学ぶことでありまして、講師の方ならどなたもご存知のことなのですが、最近の着物本を見ながら、これって意味や背景を知らなければ「なんのことぞ??」「へー綺麗な配色ねー」・・・で飛ばしちゃうページなのではなかろうか??と思っておりまして。。。

そんなわけで先日、旭川きもの部のイベント「ハルガサネ」にて春のかさねの色目について少しお話をさせていただきました。 着物好きの皆さんであっても、やはり配色図だけでは「着物と帯の組み合わせなのか、はたまた帯揚げと帯締めの組み合わせなのかわからない」とのことでした。

着物は草木や鉱物といった自然の色により染められていること。 景色の移ろいで四季を感じ、その色を着物に取り入れてたものがかさねの色目であることなどなど、背景を踏まえ平安時代の雅な空間へタイムスリップして聞いていただけたのでは!??と思っています。

普段から着物を楽しむ皆さんだからこそ、かさねの色目を見た時に「よくわからない」で終わるのではなくたとえば「今時期はこの花が咲くのか〜」なんて思ってもらい、そこからのインスピレーションでもっともっと着物を楽しんでもらえる一助になれましたら幸いでございます。

イベントのドレスコードはピンク。 まだまだ雪景色の旭川ですが、みんなでピンクを着たら一気に春が来たかのごとく柔らかく優しい写真に仕上がっておりました♪

色の効果とは絶大!!この写真を見て実感いたしました。

ご自分に似合うピンク、色を知りたい方は和のパーソナルカラー診断をぜひ!→

この日の私〜ピンクの真綿紬を着て見ました♪

以前、暖房のよくきいたホテルにこの着物を着て行ったらば汗だくになりまして、真綿紬の効果が逆にトラウマになって以来袖を通すことに躊躇し、冬が来るたびに気になっていた着物です。やっと着てあげられました^^

もともと洋服でピンクは好まず、着物でも嫌な時期はあったのですが和のパーソナルカラー診断の結果もあり納得してピンクをむしろ着たいと思えるようになりました。 人とは変わるものですね(笑)

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