民舞で復興祈願☆
先月末に豊後追分(久住高原の唄)を踊りました。 芒を持って踊るのですが、お稽古場でその芒がふと姿を現したことでこの曲を先生が思い出し、私にお稽古をつけようと思われたのが今年の初め頃。 豊後追分は大分県の民謡。
なんのタイミングかちょうどお稽古を始めたのが熊本震災のあとでした。
大分県も震災被害に遭われており、復興祈願の気持ちを込め
未だ訪れたことのない土地ではありますが画像検索で風景をイメージし、
民謡独特の節と歌詞をインプットしながら踊りを自分のものにと研鑚する日々。
当日は舞台から見える客席の向こうに広がる風景を想像して踊らせていただきました。
東日本大震災ののち「忘れられてしまうのが一番怖い」という言葉が心に残っています。
客席のみなさまにひと時でも大分・熊本を思い出していただけていたら本望です。
そんなことを思っていたら後日スーパーで目に飛び込んできたこのビール。
もちろん買わせていただきました☆
飲ませていただきました☆
がんばろう 熊本!
北海道も台風被害を受け、旭川にもその爪痕は未だ残っていますがその爪痕もいまや雪が覆い始めています。冬は雪かきに雪下ろし、吹雪による雪害も近年は目立つようになりました。日々の雪との生活に追われ、台風被害のことは雪解けのころに思い出すことになるのかもしれません。
豊後追分の衣装は先生からお借りした女仕立ての着物。
男振りの曲でしたのでチクチクと夜なべしながら男仕立てにしたのですが〜
豊後追分の歌詞にある風景をいつかは自分の目で眺めてみたい。
そう思いながら着物を現状復帰させる今宵でありました。
【豊後追分(久住高原の唄)】 久住高原 芒に暮れて
阿蘇の頂 雲沈む 雲沈む
前に高崎 後ろに鶴見
由布は見えぬか 湯の煙 湯の煙
邪馬の洞門 通れば響く
今も禅海 槌の音 槌の音